袷の着物を解体 ②解き中
①解き始め で衿おさめをほどきました。
袷着物は表生地と裏地を別々に縫って
『中とじ』 の作業で、とじあわせています。このときの針目は大きく、少しゆとりを持たせて縫ってあります。
次に、衿先 →衿下と外回りをほどきます。
袖を身頃から外します。
袖の付け根には、丈夫に『とめ』がされています。
表地の袖の裏側にとめの糸がありました❗️
とめの糸は『結ぶ』or『すくいどめ』でしっかりととめてあります。
小バサミで糸と一緒に生地を切ってしまいやすいところです❗️
細心の注意を‼️
とめの糸を引っ張りながら糸の根元を切ります。
袖付けのとめを外したら表、裏の袖付けをほどいて袖を外します。
身八つ口をほどきます。
脇の縫い止まりの部分もしっかりとめてある部分です。気をつけてほどいてください。
背、脇、衽の『中とじ』の糸をほどいて→裾をほどきます。
表
裏
表、裏、袖にわかれたら、縫い目が見えるのでほどきやすいです。
もう少しで解体完了です。
『袷の着物を解体』は③解体完了に続きます🎵